着物、ハンドバッグ, Kimono, Handbag

工房の手仕事 – 正絹&泥大島の異素材コンビバッグ

以前に正絹の着物で、正絹・銘仙  花柄(えんじ色)正絹 ・銘仙 矢羽柄(ピンク色)正絹・銘仙 バラ柄(ピンク色)のA4サイズのトートバッグを制作したのですが、この生地を使って、また何か新しい作品ができないかと、ずっと考えていました。今日は、矢羽柄とバラ柄の着物と、ハンドバッグ信玄袋でご紹介している泥大島の着物の3種類で、小ぶりな異素材コンビバッグを作りました。

最近の作品は、ダークな色合いのものが多かったので、久しぶりに、ピンク&茶系の明るいカラーでシリーズ作品を仕上げました。

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矢羽 X ウール着物

矢羽の着物と、マチに男物のウールの着物を合わせています。ピンクと紺色の色がとてもよく合いました。外ポケットが付いていると、ちょっとしたお出かけの際に、小物が取り出しやすくて便利です。

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バラ X ウール着物

矢羽柄と同じピンク系のトートバッグです。バラ柄の着物地だけだと、ちょっと派手すぎると思われるかも知れませんが、こちらも同じ紺色の着物をマチに使うことで、落ち着いた感じに仕上がります。

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泥大島 X ウール着物

実は最近の作品でよく使っていたのが、この泥大島の着物です。泥大島の幾何学模様と、ウール地のシンプルな着物を合わせた異素材コンビネーションが、とてもよく合っていると思います。サイズは、銘仙のバッグよりも、ひとまわり小さいです。


異素材を組み合わせると、アップサイクル作品の可能性が無限に広がるように感じます。着物そのものでは、なかなか挑戦できないような組み合わせでも、アップサイクルでは、素材や形を自由に作り替えることができます。ひとつひとつの作品が、新たなトレンドを取り入れつつも、皆さんの想像をちょっと超えた個性的な作品になれば、と思っています。