塩沢紬数寄屋袋

工房の手仕事 – 厳しい冬の寒さが生み出す塩沢紬

着物を知れば知るほど愛着が湧く、そんな新作をご紹介します。今日は、まさに箪笥に長い間眠っていた、仕付けのかかったままの着物をアップサイクルしました。男物の塩沢紬の着物は、以前にもご紹介しましたが、真新しい着物を解きながら、「どんな人が着るはずだったのか・・・」などと思いを馳せていました。

冬にふさわしい、塩沢紬の深みのある色です。格調高い柄ゆきと風合いが、とても雰囲気に合っていると思います。
正真正銘の塩沢紬のシャリ感のある独特の手触りは、持つ人に満足感を与えてくれます。

上質な越後上布を代表する織物を手にすると、気持ちもなんだかランクアップしたような感じさえします。
軽くて、温かみのある上品な小物たちを、ぜひお手に取って使っていただければと思います。