Kimono, Obi, Tapestry

工房の手仕事 – 色褪せない桜の花をタペストリーに

今年の桜の開花は全国的に早く、気づけば東北でも桜は散ってしまいました・・・。例年、満開の時節には散歩をしながら桜を眺めていましたが、コロナ禍のステイホームでは、季節の移り変わりを肌で感じる機会が減ってしまいました。その代わり、というわけではありませんが、以前にご紹介した、ハギレのお地蔵様に続き、残布が溜まってきたので、桜と桃のタペストリーを作ってみました。美しい花は一瞬で散ってしまいますが、着物アップサイクルの花々はいつまでも輝きを失うことはありません。

作品を作る際に余ったハギレで、小さな花を時々作りためていたのですが、今日は白と黒のタペストリー、二種類を作りました。主に、総絞りの羽織を使っています。


Kimono, Obi, Tapestry

桜のタペストリー

桜の花の細部にもこだわりました。花の中には、綿を入れてあるので、花びらひとつひとつが、ふっくらとしています。
タペストリーの生地は、錦糸の帯の裏地を使っています。帯締めで花をつなげて、上部にはくくり花をあしらいました。
このピンク色の総絞り羽織から作った作品は、
帯地クラッチバッグ、数寄屋袋(ピンク系&無地オレンジピンク系&白地菊模様)、マルチケースなどがあります。


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桃のタペストリー

こちらは、喪服の帯地に、桃を散りばめたタペストリーです。江戸打ち紐で桃をつないで、先端には小さな鈴をつけています。揺れると可愛らしい音がします。
ハギレのお地蔵様やタペストリーの花は、まとめて一気に作るというよりかは、ちょっとした時間を見つけて、少しずつ作っています。最終的にどんな形に仕上げていくのか、あまり考えずに手を動かしているのですが、決まった形がなく、思いのままに、自由に何でも作れるのが、アップサイクルの楽しいところかな、と思っています。