そろそろ桜が咲いているかも、と期待しながら山に行ってみましたが、まだ早かった・・・。待ち遠しい桜の季節を思い浮かべならがら、錦織の桜模様の袋帯から、クラッチバッグとハンドバッグを作りました。優しい桜色が、これからの季節の明るい装いによく合うと思います。
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昭和の時代は、お茶会、お花のお稽古、初釜、初生、桃の節句、お花見などなど、ハレの行事がたくさんありました。もちろん、着物の出番もその数ほどあったのですが、組み合わせがしやすい帯や着物を持っていると、コーディネートの幅も広がったと思われます。この桜の花模様の帯は、まさに、そのようなハレの機会に度々重宝された一品だったと思います。
お花見の季節は、毎年とても楽しみなのですが、満開になったかと思うと雨ですぐに散ってしまったり、お花見をするには寒すぎたりして、暖かい時に満開の桜を満喫したいという願いは、自然相手には簡単には叶いませんが、いずれにしよ、全くコントロールできないものだからこそ、桜に儚い美しさを感じるものだと思います。
満開の桜が見られるのは、いつになるでしょうか・・・?