最近は、朝晩と段々と冷え込んできました。今でこそ、ダウンやフリースなどのジャケットが手軽に手に入りますが、昭和の時代は、晩春から梅雨までの頃や、肌寒くなった秋口には、「ネルやセル」などの単衣の着物が重宝されていたそうです。今回解いた着物は、仕上がった作品からは、元が着物とは想像できないかもしれません。ネルは、優しい手触りで、包み込んでくれるような温かさを感じますよね。
ところで、高級ウール100%を本英ネルと呼び、木綿ネルとは区別されているようです。肌寒い、この季節にピッタリなチェックのビタミンカラーを選んで、マルシェバッグ風にトートバッグを制作してみました。
お洋服だけではなく、ぜひハンドバッグも冬支度してみてはいかがでしょうか?