前にブログでご紹介した「十三詣り・参り(じゅうさんまいり)の着物」から王道の巾着袋を製作してみました。
口もとをしぼる形に袋物は総じて「巾着(きんちゃく)」と呼ばれてます。和服姿を一段と引き立ててくれる巾着手さげは、昔から流行を問わず愛されてきました。
底つきの巾着手さげ袋は、茶人好みの袋で「利休袋(りきゅうぶくろ)」と呼ばれていました。縮緬や風呂敷生地などの柔らかい素材で作り、中に入れる物がどんな形でも口もとを打ち紐などで「キュッと」絞って持ち歩くにはとても便利でおしゃれなバッグだと思います。
今では、いろんな素材が使われる様になり大きさも形もいろいろあり、便利に使われていますよね。
紅型染めの二種類の着物から、利休袋(りきゅうぶくろ)楕円底つきと通しマチつきの小さめの巾着を製作してみました。どちらも、紅型染のカラフルな色使いと伝統的な技法で作られた特徴をもう存分楽しめる巾着手さげだと思います。
– 01 – 利休袋(りきゅうぶくろ)
縦20cm 横 底部16cm 口部29cm ふっくらとしたフォルムでたっぷり収納出来ます。
楕円底 縦12cm 横16cmで、硬いそこ芯を使用していますので、少々重い物を入れても型崩れしません。
– 02 – 通しマチつき巾着袋
縦 16cm 横 22cm マチ幅6cmで制作しました。小ぶりな可愛らしい巾着に仕上がりました。
利休袋と合わせて持っていただいても、とても素敵だと思います。
Himizuyaで人気の合切袋・信玄袋の通し待ちつき巾着袋を応用した仕立てですが、可愛らしさを出したいと思いました。
巾着袋はそのまま手さげ袋としてお持ち頂けることはもちろんですが、バッグインバッグをして大きめのバックの中身を整理するのにもお使いいただけます。
こちらの作品は、ショップに掲載中です。ぜひチェックしてみてください。