朝晩も涼しくなり、すっかり過ごしやすくなりましたね。9月の連休は雨ばかりでしたが、皆様はどのようにお過ごしですか?
ところで、今年は夏に「土用干し」なるものを行いました。
着物が日常着として着用されていた頃、夏(7~8月)の土用の時期に行われていた虫干し。何でも、「簡単」「時短」という効率化を求めて実現している現代では、見られなくなった光景かもしれません。
着物に風を通し、適度な力を加えて長持ちさせる為の手間ひまのかかるお手入れ方法だったと思います。
今回は、土用干しした着物の中から、「しつけ糸」がついたままの着物・・・・「まだ誰も袖を通してない?」のかな・・・・。大島紬の伝統的な「秋名バラ柄」という、竹ザルがモチーフの格子柄です。泥染めが持つ独特の美しい黒い光沢が見事です。しなやかな感触や風合いを損ねないよう丁寧に裏打ちをして小物制作をしてみました。これからの季節、雨にも強くシワにもなりにくい泥染大島紬のシックなバックでお出かけください。
このショルダーバッグは、表面には切り替えポケットを付け背面にはファスナーポケットを付けています。コンパクトな持ち物でお出かけするには、軽量で日常使いに便利なデザインとなっています。ショルダー紐は長さの調整が可能ですので老若男女問わずお使い頂けます。
ところで、先日、晴れ間に散歩に行った時に、彼岸花を見つけました。いつもの近所ですが、咲いている花が違うと景色もちょっと違って見えますね。