今年の秋はゆっくり味わっている暇がない程、色々なイベントがあちこちで盛んに行われていました。
気づけば、もう12月となってしまいました。
アップサイクルの作品の中で「数寄屋袋」は何百個と製作してきましたが、今回はご購入いただいたユーザー様の貴重なご意見を参考にして「数寄屋袋」と同じ着物地の「懐紙入れと菓子切り入れ」を製作してみました。
素材は同じでも着物の柄の出方が違えば、また雰囲気の違ったものに出来上がりますね。
一般的な大きさは、女性用は145×175mm、男性用は175×205mm。懐紙は二つ折りにして「懐紙入れ」に入れて携帯しますが、市販品にないはないデザインにしたい!と、何度も試作を繰り返しました。当然のことながらHimizuyaの数寄屋袋に入れることを前提にしておりますので幅、高さ、厚さ、かぶせの長さ、などオリジナルにしていきます。
制作の中で一番神経を使う部分は、「裏打ち」と「補強芯」です。同じ大島紬や縮緬でも着物の種類や年代の違いなどにより、やはり手にとって一つ一つ着物の状態を確かめながら対応していきます。アイディアは色々浮かんでは来るのですが、実際作業に取り掛かると、予想とは違う展開になることもあります。
手に取って頂いた方の生活の一部にしていただけるように、最善の手段と方法を考えて完成させます!
数寄屋袋と懐紙入れと菓子きりセットであわせてみました。装いに華やかさが出ます。
お茶席での懐紙入れとしてだけではなく、和・洋装どちらでも重宝するデザインで小物入れとして色々な用途でお使いいただけると思います。薄型なのでかさばりません。縦 10 ㎝ × 横 17.5 ㎝ × まち1 ㎝ かぶせの留め具は付いていません。
これまで工房でアップサイクルしてきた数寄屋袋の着物地を生かして製作できる「懐紙入れと菓子切り入れ」をCreemaにアップして参りますので、よろしければ新作をご覧ください!